ジムが続かないと感じたら？生活スタイルに合わせたスポーツジムの楽しみ方

「時間が取れない」「初心者で不安」「費用が高くて迷う」—— スポーツジムを利用したいと思っても、さまざまな理由から一歩を踏み出せない人は少なくありません。近年、日本のスポーツジムは「深夜まで働く社会人向け」「子育て中ママ向け」「学生割プラン」など、幅広いニーズに応えるサービスを整えています。ここでは30代共働き夫婦、40代ママ、20代学生の3人のケースをもとに、「無理なく続けられるジムの使い方」を紹介します。

1. 30代共働き夫婦・松本さん（32歳）＆理恵さん（31歳）：夜間ジムで日常にフィット

松本夫妻は都心で働く忙しい共働き夫婦。「朝7時出勤、夜8時半帰宅」という生活リズムで、健康診断をきっかけにジム通いを決意しましたが、「どうやって時間を確保するか」に悩みました。

そこで見つけたのが、勤務先近くにある「24時間営業のジム」。現在は週3回、夜9時半から1時間夫婦で通っています。松本さんはトレッドミルで30分ウォーキングと軽いダンベルトレーニング、理恵さんは深夜ヨガのスタジオレッスンに参加しています。

理恵さんは「深夜は利用者が少ないので器材待ちがなく快適。シャワーやドライヤー完備で、運動後に汗を流してから帰れるのも便利」と話します。さらに「適度に運動することで疲れが取れて、睡眠の質も向上しました」と笑顔を見せます。

2. 40代子育てママ・藤田さん（43歳）：子どもと一緒に無理なく通えるジム

小学2年生と幼児を育てる藤田さんは、「家事と送迎で自分の時間が取れない」と悩んでいました。そんな時に見つけたのが、近所の「ママ＆キッズレッスン付きジム」。

毎週火曜と木曜の午後、ヨガやピラティスを行う間、子どもは託児室で遊んだり絵本を読んだり。レッスンの最後には、子どもと一緒に簡単なストレッチも楽しめます。

「同じようなママ仲間と育児の話ができて孤独感が減りました。腰や肩に特化したママ向け器材もあり、疲れた体をほぐせるのも助かります。最初は子どもが泣かないか心配でしたが、スタッフが優しく対応してくれるので安心です」と藤田さん。

3. 20代大学生・中村さん（21歳）：学生割引でコストを抑えて充実トレーニング

京都の大学に通う中村さんは「学費と生活費の中でジム代は重い」と思っていましたが、学生証提示で月会費が3割引きになるジムを知り入会しました。

放課後、週4回1時間半ほど通い、パンチバッグでストレス発散、下肢トレーニング機で脚力強化、マットで腹筋運動などを行っています。同じ大学生も多く、課題の話をしたり一緒に鍛えたりと交流も増えました。

さらに休日には無料のスポーツ講座（例：サッカードリブル講習）に参加し、趣味も広がっています。「低コストで高品質のサービスが受けられるのが魅力」と話します。

日本人がスポーツジムを続けるための3つのヒント

上記の体験談から見える「継続のコツ」は以下の3つです。

1. 生活スタイルに合うジムを選ぶ：共働きには「24時間ジム」、子育てママには「託児付きジム」、学生には「学生割ジム」など、自分のライフスタイルに合った環境を選ぶ。

2. 小さな目標を立て記録する：週3回通う、午後レッスンに参加するなど具体的な目標を設定し、アプリで記録してモチベーションを維持。

3. ジムのサービスを活用する：シャワー、託児、割引、講座など付帯サービスを利用して「日常に自然に取り入れる」ことで負担を減らす。

まとめ：初心者でも安心して続けられる場所

ジムはプロアスリート専用ではなく、誰でも自分のペースで始められる場所です。松本夫妻の深夜利用、藤田さんの子ども連れレッスン、中村さんの学生割引利用のように、工夫すれば生活の一部として楽しく続けられます。

もし運動用のウエアやダンベル、タオルを探しているなら、近所のスポーツショップで初心者向けアイテムを相談してみるのも良いでしょう。スタッフがジムでの利用シーンに合った商品を提案してくれます。